今日は老子が好きな僕が、老子はすごいということを知らせるために記事を書きます。
いきなり1章からです。
道可道、非常道。名可名、非常名。無名天地之始、有名萬物之母。故常無欲以觀其妙、常有欲以觀其徼。此兩者同出而異名。同謂之玄。玄之又玄、衆妙之門。
これが1章ですが、この文の中に面白い事実が隠れています。
それは前も紹介したMBTIという性格診断があるのですが、
これに関係しているのです。
なぜかというと
故常無欲以觀其妙、常有欲以觀其徼。
という文章にあるのですが、
故に常に無はその妙を見んと欲し、常に有はその徼を見んと欲す。
と読むのですが、
妙というのは不思議な働きのことで、
徼というのはこまかな微妙なことという意味です。(出典:Web漢文大系さん)
これとMBTIがどう関係するかというと、
MBTIの性格にS型とN型というのがありまして、
S型は現実型、N型は直感型という意味です。
S型は文字通り現実を見るタイプで細かいことを気にします。
現実的で、事実だけを見ようとします。これが上の老子の「常に有はその徼を見んと欲す。」という文に当てはまります。どういうことかというと、有というのは現実にあるものですから、これは現実タイプのことを言っている、と捉えることができます。
ISFP,ISTP,ESFP,ESTPはこのS型のタイプで別名は職人気質です。
職人が細かいことができるのはよく知られていることです。
このタイプの人は細かく微妙なところを見ようと欲するということが老子に書かれていると思われます。
そしてN型ですが、こっちは空想が好きで、夢想的です。
つまり、こちらのタイプは「故に常に無はその妙を見んと欲し」という文に当てはまります。
無は空想に繋がります。なぜなら空という字は無の意味があるからですね。
そして「妙というのは不思議な働きのことで」と言った通り、N型の人々はそういう不思議なことが大好きです。だから不思議なことを体験したい、会得したいと欲するのです。
だから漫画やアニメ、ドラマ、映画などのエンターテイメントができた訳ですね。
それに老子自体もN型のような感じで、作り話ですが、孔子が老子を訪ねて、教えを乞うと礼などと言うのはやめなさい、と諫め、その後、孔子が老子は龍のようだ。と言う、という話があります。これは大げさで面白いから空想型が書いた、と思われます。
この老子の中にこの様なことが隠れている事実に気付いたのは結構最近なのですが、
寝る前にまた思いついたので寝る前に書きました。
機会があればまた老子について書きますね。
それでは、ありがとうございました。